あなただけの弱点データベースを作ることの本当の意味とは?
当暗記ツールは、自分で入力して使っていただくタイプのソフトです。そのため、特定の資格試験に限らず、幅広くご利用いただくことが可能です。
しかし、いざ、膨大な試験問題を目の前にして、暗記ツールへの入力を躊躇される方もいるはずです。
この点について、少しお話しましょう。
僕が行政書士試験に不合格だったとき、このソフトはまだこの世に存在しませんでした。
そこで、僕は自分が何をするべきかを必死に考えた末に、ソフトを自分で作るという道を選びました。
そして、ソフトの開発に取り掛かったわけで、このソフトが完成したときは、本当に安堵したものです。
「これで、満足のいく学習ができる」と。
なぜなら、自分にとって、合格レベルまで能力を高めてくれる一番納得できる教材とは、人それぞれ知識レベルや弱点が当然に異なるのですから、自分で作らない限りこの世に存在しないことになると考えていたからです。
したがって、当時の僕は入力作業を時間の無駄と考えたことはありませんでした。
むしろ、理解しながらの入力作業は、少しずつ、合格に近づいているような気分になり、最後までやり遂げられました。
そのおかげか、当時は勤めながらでも、毎日数十問ずつ、自分で理解しながら丁寧に手入力できましたので、時間はそれなりにかかりましたが、結果的に内容のしっかりしたものができ、合格できたのだと思います。
実際には、問題と解説をじっくりと理解しながら入力していったため、理解不足の部分は補足情報を充分に入力できましたし、その作業を通じて個々の論点が自分のものになっていることを実感しながら勉強を進めることができました。
この作業なしに、いきなり他人が入力したものを使っても、結局自分のものにするまでそれなりの時間がかかったことでしょう。
合格するための学習とは、
一問一問丁寧に自分が理解できる形で自分への解説を試み、
弱点を把握・管理し、回転学習する作業に他ならないのです。
「理解して覚えた」というレベルに達するためには、「最低1回は一問一問にじっくりと向き合って深く理解する」という過程がどうしても必要になるはずです。
なぜなら、この過程を経ることで「何も知らない」という状態から「見たことがある、一度は理解した」という状態にレベルアップできるのであり、さらに、繰り返し同じ問題に取り組むことで理解と正しい答えを導く時間が早くなり、最後には「理解して覚えた」というレベルに到達することができるからです。
いきなり、「知らない」から「理解し覚えた」という段階に行くことは、試験範囲が膨大になればなるほど困難になります。それは、やってみたらよく分かるはずです。
「何も知らない」→「見たことがある、一度は理解した」→「理解して覚えた」という過程を経ることをスムーズに手助けするツールが「一問一答高速暗記ツール」なのであり、時間はかかっても手入力する意味もあります。
一方、市販されているスキャナを使えば、暗記ツールへの入力だけは私が費やした時間の何十分の一かでできるはずです。
例えば、僕は富士通の「Scan Snap S300」というスキャナを持っていますが、このスキャナで「テキスト認識する」ように設定すれば、「検索可能なPDF」がスキャンと同時に作成できます。
「検索可能なPDF」は、PDFの表示上のコピーしたい文字を選択してコピーできるようになり、テキストデータとしてワードやエクセルにコピー&ペーストできます。
問題集を買ってきて、スキャナの「テキスト認識機能」を使ってスキャンすれば、OCRソフトなどは別途購入せずとも暗記ツールにコピー&ペーストすることができます。
手入力するのか、スキャナでテキスト認識したデータをコピー&ペーストするのかどうかは、結局のところ、個人の好みの問題ですが、既にお話したとおり、僕はやはり自分で理解しながら丁寧に、一日、数十問ずつでも毎日手で入力していったほうが着実に目標に到達できると考えています。
もし、次の本試験まで1年程度の猶予があるなら、じっくりやったほうが結局早かったことになります。
さて、いずれの入力方法をとるにしても、こうして暗記ツールに蓄積されたデータベースは、これまで自分が行ってきた努力の結晶として目に見える形で残るのであり、試験直前でもかなりの自信につながります。
そして、最悪の結果であったとしても、これまでにやってきたことは無駄にはなりません。
次の試験に向けてやることは、法律改正問題や、まだ勉強していない判例問題、そして未だに正解できない部分だけやればよいからです。
そうやって学習をしていくと、本当に力がついてきます。
「地に足のついた学習」=「一問一問丁寧に学習」=
「自分の弱点を把握し、知識を補って理解しながら先に進む学習」=
「目に見える学習・自分の現在位置を知ることができる学習」だと感じます。
まず、自分が理論的に納得いく勉強の方法についてしっかり考え、選択し、迷いを断ち切って、次に、行動を起こせた者が勝ちます。
「行政書士試験は3ヶ月で合格できる」という世間のうわさに惑わされて、知識ゼロの人が3ヶ月で受かると信じ、効率的で効果的な勉強法ということについてしっかり考えることをせずに、非効率的な学習法で勉強をスタートしてしまうことがありますが、そのような方が本当に3ヶ月の学習で合格できたかは興味深いところです。
不合格なら、1年は待たなくてはならないわけですから、結局遠回りだったと後悔することになりかねません。
あなたは、これまで自分がやってきたことを目に見える形で残せていますか?また、弱点に的を絞った回転学習をする便利な道具(ツール)をお持ちですか?
僕は、これがあるのとないのでは、合否を分けるだけでなく、労力や精神衛生面でも大きな違いをもたらすものだと実感していますが。
知識はあなたが信じられる教材から、弱点管理は一問一答高速暗記ツールで、世界で一つのあなただけの問題集兼弱点データベースを構築して、合格を勝ち取りたいとお考えの方は、次へお進みください。